先日、「カフェセミナー」で講師をしてほしいと耳を疑うような要請があり、こんな私でいいのかしらと思いながら、ここらで自分の事を立ち止まって考えるいいチャンスかも、とプラス思考の私は無謀にも受けてしまいました。60人もの人が集まり、カフェをしたいと考えている人の多さにびっくり。ズブの素人にとって店を持つ事の楽しさ、苦しさ、発見、思えばすべてが始めて。予想なんて全くハズレ。守りたい事だけちゃんと持っていれば、なんて勝手にどんどんしゃべってなんだかすっきり。
セミナーの後も何人かの人がフェリシテを訪れてくださって、とてもうれしかった。
それにしてももうすぐフェリシテは8年目に入ります。よく続いたもんだ。
先日「潜水服は蝶の夢を見る」を観ました。
マチュー・アマルリックの演技もすばらしいけれど、登場する彼をとりまく女の人達がみんな素敵でした。言語療法士アンリエット、美しい妻、恋人。動く事の出来ないジャン=ドーの顔を覗き込む彼女たちの目や口の動き、風に揺れる薄いスカート、圧倒的に彼女らは女性でした。とってもシリアスな内容なのにちゃんとユーモアがあって、そして画面が美しい。
こんな映画が好きなんです。そういえばすこし前に観た諏訪敦彦監督の「不完全な二人」もやっぱりマリーを演じるヴァレリア・ブルーニ(カーラ・ブルー二のお姉さん)の動きにもうっとり。女性とはこうでなければ、とため息。やっぱり薄いジョーゼットのスカートでした。

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