「キングス&クイーン」を観ました。tsutayaでは新作で並んでいます。前にFIGAROかなんかであらすじは知っていましたが、なかなかの作品。監督のアルノー・デプレシャンは「そして僕は恋をする」「エスターカーン」を前に観たけれど、そんなに残ってはいなかった。「キングス&クイーン」では二人の男女のふたつのストーリーが交差するという結構入り組んだ手法で描かれている。でもアンナ・カレーニナのような理解不能には陥らない。登場人物が相当個性的だから。それぞれの立場でそれぞれの考えがあって、なにひとつうまく行っていないけれど、ひとりひとりが誠実に生きている。自分に対しても、子供に対しても。誠実ということと、わがままということの間には何が発生するのでしょう?相反する二つの言葉、だけどひとりの人間の中では同じ意味を持っている。
なにはともあれ、個人的に女エマニュエル・ドゥヴォス、男マチュー・アマルリック、この二人が素敵なんです。

フェリシテにながーい間スタッフとして手伝ってくれたまきちゃんが、手の治療のためひとまずやめることになりました。すごく残念、そして不安。
その代わり、パリから帰って来た弥生ちゃんが手伝ってくれることになりました。ずっとフランス語のレッスンに来ていたから知っている人も多いはず。よろしくお願いしますね。
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