断捨離ということばが流行っています。私も少し前、この言葉と共に何度も車いっぱいのゴミ(ゴミと決めたもの)を捨てに行きました。頭の中を「ダンシャリ、ダンシャリ」と言いながら。だけど、ちょっと立ち止まって考えました。捨てるって、捨てる目的じゃあないよな、って。目的はシンプルな生活なんです。確かに断捨離も同じシンプルを目指しているのですが、ちょっと違うのです。ドミニク・ローホーの「シンプルを極める」を読んで、心の中を整理整頓する事が目的だったんだって気づいたのです。捨てても捨ててもモノに溢れた我が家はいつになったら隙間ができるのか、めどがつかない。だけど呪文のように「ダンシャリ、ダンシャリ」と唱えながら捨てている私の姿にちょっとばかさを感じました。心の中の整理整頓、それができないでむやみに捨てればいいもんじゃあないんですよね。悩んで、思い切ってモノを捨てる、ちょっと後悔、だけどすっきり。こんな繰り返しは胸がいたみます。まずは自分が、自分を整理整頓することが先かもしれません。そうしたらいるものといらないものがみえてくるのでは、、、って考えてます。
そんなわけで整理整頓の苦手な私は結局どこから手を付けたらいいのか分からなくなると言う訳です。
日本人の持つすばらしい文化、侘び寂びまではほど遠い。ふーっ。
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