さて、また元に戻って静かになったフェリシテ。これから当分は梅雨ですから、本町通りも人が少ないでしょう。こんなときこそたまっていた仕事、片付け、やらなければ。梅雨は決して好きではないけれど、雨という規制があってこそ身の回りが見えてくるって気がします。天気だと外へ気持ちが飛んで行ってしまうから。
今日は久しぶりに何も予定のない休日。叔父にもらった「マリア・カラス」のDVDを聞きながらカーテンを縫っています。雨こそ降っていないけれど、外は生温い風が吹き荒れ、外に出る意欲を押しとどめます。いつもと違う日常を演出してみるのもちょっと新鮮。

なかなかいい映画に出会わない今日この頃。そんな時、あれが観たくなります。その名も「冒険者たち」何回観てもいいのです。アラン・ドロンもリノ・バンチュラもいいけれど、中学生の頃初めて観た時、すっかりとりこになったのはジョアンナ・シムカス!知的でチャーミングで、涼しげで、ファッションもすごーくいい。特にビキニ姿が!レティシアの名前があんまり素敵で、彼女にぴったりで、ずっと頭に残っています。彼女こそがこの映画の主役。二人の男(ロランとマニュ)がレティシアを海に沈めるシーンは何回観ても、思い出しても胸がキュンとなる。音楽がまた気持ちを追い込んで行く。Les aventuriersの本当の意味は・向こう見ずな冒険家・策謀家、山師とあるけれど、どっち?。そういえばこの映画で人生が変わった人に会った事があります。彼はフランスに渡って映画の仕事を今もしています。ありえる!と思います。ジョアンナ・シムカスはその後シドニー・ボワチエという黒人のすばらしい俳優と結婚してアメリカに渡ったと聞いています。

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