大抵の事は今では恐怖ではなくなっている、ということは想像力もなくなってるってこと?少し寂しいですね。この映画、ストーリーはともかく、出て来るものが好き。少し前のフランスが舞台で、アンティークというよりちょっと古いくらいの時代の家具や食器やもろもろ。*特にベティの家の台所とベティの部屋にはくぎづけに*ここで私がぜひ今さら語りたいのがなぜフランスの古いものが好きか、ということ。なぜイギリスではないのか?それはこの映画を見ていただけば大体わかると思うけれど、フランスの古いもの、アンティークには、かわいらしさがあるのです。かわいらしさといっても甘さではなく、人間で言えばチャーミングさ、とでもいいましょうか。それに比べてイギリスのアンティークは品が良くてお行儀がいい。とても違うのです。それを再認識した映画でもあります。そしてもうひとつだけ語りたいのがベティのお父さん。あのオゾン監督の「ふたりの5つの分かれ路」の夫の役だった。その中では前の妻に媚びるちょっといやな夫から出会いの感じの良い青年までとてもうまく演じていたけど、この中ではベティのパパの役。精神科医。素敵なんです。もちろんなんといってもNo.1はベティ。だれでもベティのとりこになる事請け合い。

フランスのもの*使えても使えなくても置いておきたい*
桜が終わり、ゴールデンウィーク前の静けさとでもいいましょうか、倉敷は日常。しばしこの時間を楽しみたいと思います。
スポンサーサイト