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Felicite

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天国のようなタオル

前に更新したのはいつだったでしょう?時間がおかしな進み方をするのでわからなくなってしまいます。前回はまだ倉敷に人がいなかったときだったと思うので、今の状況は想像できなかったはず。観光客の人は劇的に増えています。かといって店が忙しい訳ではありません。おかしな現象ですが、人は前の道をいっぱい歩いていることは確かです。これはGO TOトラベルのせいでしょうか?まるで他人事のようにそれを見ています。もう終わりを待ち望むことはやめようと思います。あまりに先が見えないのに期待ばかりしていてはがっかりが大きくなるだけですからね。
だけどだけど、季節は移り変わっていきます。気がつけば今年もあとわずかになってしまった。ああ、やらなきゃならない事がいっぱいあるというのに!長い休息の後は働くのが億劫になってしまいます。ゴロゴロしながら映画観たり、本読んだりしたいなあ。し続けたい。
インスタ(felicite_kurashiki)に書いたように、このところタオルの女王(私だけが言っている)primaveraプリマヴェーラがよく売れる。前から棚に並べていたけどそんなに目立って売れている感じはしなかった。それがこの2ヶ月くらい他のタオルとは比べ物にならないくらい売れるのはプリマヴェーラなのです。理由は肌触りの良さ、柔らかさ、軽さだと思うけれど、なぜ今なのか?これには現在の不安を抱えた人々の心が反映していると思われる。大袈裟な話みたいだけど、みんなが求めているのは優しさ、肌に直接感じる柔らかな優しさなのかもしれない。プリマヴェーラに顔を埋めてご覧なさい。なんとも幸せな、まるで天国にいるみたいな気持ちになるのです。*だからといって店で埋めるのはご遠慮ください。買ってからにしていただきたい。

私にとって今年最高の映画を観ました。「ある画家の数奇な運命」この映画3時間20分もあるので途中寝てしまうのではないかと心配したけれど、そんな心配は無用。全く長さを感じない感じさせない素晴らしい映画だったのです。この映画の監督フロリアンはドイツ人、「良き人の為のソナタ」の監督。この映画も素晴らしかった。やはりドイツにおけるナチスの時代、共産主義の時代へ、それらがそこに流れるテーマではあるけど、それだけではない、芸術とは?生きるとは?いろいろな疑問を投げかけられた。とにかく主人公である青年、画家のクルト(トム・シリング)が素敵なんです。彼の苦悩が見ていてこちらの胸に伝わってきます。見終わってもしばらく余韻が体に残っている、そんな映画でした。

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年末年始の予定はまたupします。皆さん、お体に気をつけてくださいね。
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