このところいい映画に出会っていないなあ。でも、ちょっと前観た「リリーのすべて」は珍しく普通の映画館で観たけど好きでした。(シネマクレール以外の映画館でめったにいい映画に出会わない)リリーを演じた、博士と彼女のセオリー」でアカデミー賞の主演男優賞を手にしたエディ・レッドメインが、すばらしかった。だんだん男が女になっていく過程を微妙なステップで表していて、その後DVDで2回観て少しずつ気づくことがあっておもしろかった。そして奥さんのアン・ハリソンがきれいでテンポが良くて素敵だった。何よりもこの時代の服装に憧れる。リリーもあの時代だから女になりたかったのかもね。女と男の区別がはっきりしてるもんね。今の時代では大して差がないような。この映画の後観たのが「彼は秘密の女友達」 Une nouvelle amie は大好きなオゾンの映画だけれどあんまり、、、ロマン・デュリスにはちょっと女の格好が似合わない。エディの勝ち! エディといえば、先日借りた「美しすぎる母」母役はジュリアン・ムーアで、前にも一度見たけれど、その時はあまり印象が残らなかったけど、今回見てびっくり!なんと息子役はあのリリー役のエディだったのです!この役の彼を『麗しの色白軟弱ホモセクシャル青年を美しくナイーブに好演。ソバカス顔がマニアにはたまらないはず。馬にまたがったり、高級スーツに身を包んでタバコをプカプカ吸ってる姿もカッコいい。何考えてるのか他人には理解出来ない、心の闇を抱えたマザコンという難役を、見事に演じています。』と評している記事が。ほんとに同感。すっかりファンになってしまった。この映画のジュリアン・ムーアがまた美しい。内容はさほどでもないけれど、この二人を見るだけでも価値があるかも。 またまた映画熱が噴き出してきました。ミーハー熱も。