今年の感想は、人が多い!に尽きます。フェリシテの前を歩く人、人、、、。自転車も通れないくらいなんです。
どうしたんでしょうね。本町通りはこんな通りじゃなかったのにね。
でもご安心ください。今日、6日はガラーン。いつもの本町にちゃーんと戻っています。
5月は「四重奏」という展覧会をします。木工作家の山本美文さんが仲間を集めてくださって、私も初めての4人の方々で、四重奏、つまり個別のパートを集めて一緒に奏でるという意味でこんなタイトルを山本さんの案でつけました。今からとっても楽しみです。みなさんそれぞれ活躍されている方々ばかりで、まるで玉手箱を開ける楽しみです。

「あの頃エッフェル塔の下で」を観ました。その日は連休の真ん中の平日。なのになんとシネマクレールはがらがら。この映画は4、5人しかいませんでした。監督はアルノー・デプレシャン!そうです!あの名作「そして僕は恋をする」の続編ということを後で知り、やっぱり。それにしてもタイトルのダサいこと。本題はTROIS SOUVENIRS DE MA JEUNESSE/MY GOLDEN DAYSこのままじゃだめなのかしら?この映画、はっきり言って間がダラダラしている。パーンとストーリー展開もない。だけど何といっていいのやら。この間がいいのです。私にとって彼の映画が一番フランス映画。理想の形。「クリスマスストーリー」「キングス&クイーン」どれもこのタイプ。浸りたい人向きの映画。
あの頃、、もそんな映画。会話が続く。マチュー・アマルリック(彼はデプレシャンの看板)の子供時代、青年時代の役者、どちらも良かった。特に青年時代のポール役のカンタン・ドルメールの、ちょっと微笑んだような顔がいい。彼女のエステル役のルー・ロワ=ルコリネ、このみずみずしい恋愛映画を作る二人が、見てるだけでニヤッとしてしまうほどぴ
ったりで、心地よかった。ストーリーを楽しむより、この世界に浸り、彼らの会話劇を聞いている、そんな映画。
久しぶりにパンフレットも買ったし、もう一度観たかったなあ。あっ、今日まで!残念。

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