そのひとつ、前にも書いたけれど、シンプルな生活を実行すること。そしてその前にそのための環境を整える事。ドミニク・ローホーのシンプルな生活シリーズ「シンプルに暮らす」。今回は食について書いてあるのですが、目から鱗と申しましょうか、断捨離と根本的に違うのは、豊かさなんです。きっと言いたい事のとどのつまりは同じなんですが、書き方や単語の並べ方でこうも違うのかと思うくらい違っているのです。例えば、暮らしの基本は食べる事、できるだけ自然で新鮮なものを少しだけ用意して、それにぴったり合ったお皿が1枚、それが体に良く、素朴で楽しい食事をする秘訣というのです。食べ過ぎない事、楽しい事、それが食事に必要不可欠だと。まだまだありますが、ひとまずこの暮らしに少しでも近づきたいと思う夏前の私なのでした。
もうひとつはやはり映画ですね。やっぱり。最近観た映画は「トスカーナの贋作」ジュリエット・ビノッシュです。さすがのビノッシュ!赤い口紅をぎゅーっと塗るシーン、ブラのひもが無造作にワンピースから出ているとこ、息子とのやりとり、なかなかすばらしい。ほとんどイギリス人作家の紳士とギャラリーの経営者のフランス人女性のビノッシュの会話から成っている。長い長い会話に引き込まれて行く。彼らのアバンチュールに我を忘れてしまう。夏観るにはいいかも。

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