展覧会の初日は望月さん夫婦を迎え、楽しいサイン会?サインをお願いすると、細いペンを持って白いページ一面にあの憧れの望月字で丁寧に惜しげもなく書いてくださるのです。みんな感激!私にとっては雲の上の人で緊張していましたが、実際の彼はお客さんとも私たちスタッフとも同じ高さで接してくださる気さくな方でした。初日はたくさんの望月ファンでフェリシテはごった返していました。望月さんの世界に、私は文学、ユートピア、ユーモア、こんな言葉が連想されます。何を使って表現しても、どこを切り取っても、望月さんの世界は続くのです。まだ来られていない方、ぜひ来て、自分の目で、体でそれを感じてください。
展覧会の準備でずっと忙しかったので、映画を観る気分になれなかった日々、グールドのバッハばかり聞いていました。今日は久しぶりのお休みで、買って置いていた大好きな大崎善生の「タペストリーホワイト」を一気に読みました。読んでいる途中、三回泣いて、読み終えた後、この小説の主旋律だったキャロル・キングのWill you love me tomorrow?を久しぶりに聞いて、また泣けました。ほんとに彼には弱いんです。
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2010年5月21日(金)~30日(日)
*DMには29日までとありますが、30日までです。 フェリシテとはフランス語で至福という意味です。店を訪れる人が、しあわせを感じてくれるように名付けました。 10年目の記念日は、みなさんに感謝を込めて 大好きな望月通陽さんの世界をお届けします。 5/21~23はギャラリーのみの営業となります。
5/24(月)は定休日です。
望月さんはもともとは型染め作家ですが、現在ではガラス、鉄、などの素材を使って彼独自の世界を広げています。彼の表す世界は詩的で暖かで、心地よいものです。広い宇宙、未だ見ぬユートピア。きっと出会ったすべての人の内部やさしくしみ込んで行くでしょう。このところ、なぜかBachが聞きたくなったのはすでに望月さんに心を奪われてしまったせいでしょうか?
ぜひいらしてください。
21、22日は望月さんがいらっしゃいますよ。
今年のゴールデンウィークはどこからどこまでなのかわかりにくくて、長い人は2週間もあったなんて!倉敷は毎年たくさんの人でざわざわ!もうこんな日は働くしかありません。思えば10年間、おかげさまでゴールデンウィークをなにして過ごそうか、なんて考える必要なく、健康のことだけ考えて働くのみ。でもこんなにぎやかな日は1年に1回のことだから、やるしかありませんね。この期間にフェリシテに来てくださった方々にはいつもののんびりフェリシテを味わっていただけなくて申し訳ありませんでした。また、ぜひひまーな季節にいらしてくださいね。
そしてその次の土日はフィールドオブクラフト。今年も全国からモノつくりの若い人たちが集まり、芸文館の空き地はテントが並びました。これがまた楽しい!
こんな風に倉敷の5月は大にぎわい、なのでした。
最近古い映画をたくさん観ています。それはTSUTAYAが旧作100円を続けてくれているから。ずっと観たかったけど延び延びになっていた「ヴェルサイユの子」がよかった。最近亡くなったギヨーム・ドパルデューの遺作、となってしまったけれど、彼の野性的な、それでいて繊細な、悲しくてやさしい雰囲気、ほんとうに惜しい。これからどんどんいい作品が作れたのに。そして子供役がすごくいい。目でほとんどの台詞を表現してしまう。
ジェラール・フィリップの「モンパルナスの灯」も何度観てもその世界にはまってしまう。
TSUTAYAさん!ずっと100円続けてください!映画狂いの私のために。