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Felicite

アンティーク・エ・カフェ フェリシテのスタッフダイアリー。展覧会情報etc.

やっぱりParis

パリ、デンマークの買い付け旅行を目前にして、なんと急性胃腸炎とやらでダウン。二日間自宅静養となってしまいました。でもそこが転んでもタダでは起きない(?)私、大崎善生の新作「ディスカスの飼い方」という恋愛小説なのかディスカスの飼育本なのかわからない本を読み、ちょうど借りていた「モンテーニュ通りのカフェ」を観ました。ちょっとしんどかったけど、たまにはこんな時間もいいかも。大崎善生は「ドナウよ、静かに流れよ」が圧巻でしたが、今回はとってもおかしな読み物。ディスカス(熱帯魚の種類)の飼い方をなぜ?こんなに?という程詳しく説明しながら、ディスカスを理解する事は宇宙を理解する事と同じだと、主人公は自分の恋愛を組み合わせて行く。一気に読んでしまった。彼のことばの選び方がとても心地よい。
「モンテーニュ通りのカフェ」は観るものがなくて借りてみたんだけど、ちょっとはまってしまった。カフェに集まるそれぞれの人の悲しみや喜びを織りなす軽いタッチの
オムニバス的な作品。個性溢れる登場人物もみんないいのですが、この脚本と監督のダニエル・トンプソンがとっても素敵なのです。彼女は過去に「ラ・ブーム」の脚本、「王妃マルゴ」「シェフと素顔とおいしい時間」の監督もしている。映画を見終えて暇なものだからメイキングをクリックして彼女の映画を作るシーンを観てそのかっこよさにグーンと引き寄せられてしまいました。映画ってこんな風に作るのかって改めて感動。黒沢監督の厳しーい作り方とはあまりにも違う。この映画を借りた人は必ずメイキングも観てくださいね。
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「北欧に恋して」

3年前くらいに「北欧に恋して」という展覧会をしました。
北欧に行った訳でもないのに、憧れのこのことば、北欧。その時は北欧雑貨を取り寄せた小さな展覧会でしたが、それでもフェリシテがそれっぽく変わってひとり満足。パリももちろん大好きですが、同じくらい北欧なんです。北欧といってもデンマーク、スウェーデン、ノルウェー、フィンランド、アイスランドのどこというわけではなく、ダンスクの鍋やキュサリンホルムのボウル、アンティ・ヌルメスニエミのポットなど、北欧で作られたものが好きなんです。忘れては行けない!アラビアの食器もありました。
いつから好きになったのか考えてみましたが、きっかけは母の友達が使っていたアラビアの大胆な柄かもしれません。私の育った倉敷は民藝の町。分厚い焼き物の食器がほとんどだった生活の中に、なぜかアラビアのコーヒーカップが異色でもあり、しっくりなじんでもいたのです。それがARABIAだったということは何年か経って知りました。北欧と民藝の出会いは新鮮でしたが、それから度々そんな場面に出会う機会があり、身近なものとなったのです。
モノが体に入って行く、そんな体験でした。
そしてついに憧れの国、デンマークに行く事になりました。今からどきどきです。
2月終わりから、まずパリでアンティーク探し、それからデンマーク、コペンハーゲンへ足を伸ばし、アンティークはもちろん、大好きなモノ探しの旅。
帰ったら又報告します。お楽しみに。
でも寒いんだろうなあ、、、。

お知らせ *新しいフランス語の先生ジェロームのレッスン(レソン?)が始まりました。
     これから始めたい方、少し出来る方、募集中です。
     詳しくはフェリシテまで。(086-423-5277)
     
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野菜の豆乳スープランチ

ランチが新しくなりました。その名も「野菜の豆乳スープランチ」
今日のパンプレート、野菜と豆乳のスープ、お茶と小さなケーキの組み合わせ。ちょっと春を意識して、健康を気にして、だけど楽しいランチにしたいと思いました。野菜と豆乳のスープは季節の野菜をたくさん入れて煮込み、ミキサーにかけ、豆乳で割りました。やさしい味です。パンプレートはいつものおはようナームの天然酵母パン、吉田牧場のカマンベールチーズ、自家製ピクルス、、、こんな組み合わせ。ワインやビールとも合うみたいです。と、新しいスタッフさっちゃんのコメント。ぜひおためしください。

「ホウ・シャオシェンのレッド・バルーン」を観ました。ラモリスの 「赤い風船」 へのオマージュと副題がついていました。「赤い風船」はついこの前シネマクレールで上映していたけど観れず、こちらレッドバルーンを借りて観たのですが、好きでした。パリの日常、色、匂い、本物のパリ。そしてなによりビノッシュの自然な演技、まるでドキュメンタリーのような振る舞いがすばらしい。とても女優とは思えないおばさんビノッシュが素敵なんです。それとシモンという名前の子役、役の上でもシモン、この子がおどろきなのです。かわいいのはもちろんですが、どう見ても演技じゃあない。どうやって撮ったのか、ふしぎふしぎの映画でした。こんな映画、何パーセントの人が好きなんだろう?久しぶりに先日映画館で見た「レボリューショナリーロード」は私の採点は相当低いけれど、あえて悪口はいいません。映画って好きずきいろいろですからね。でも気に入った映画は人がなんと言おうとだーいすきって言っていいと思っているのですが。
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