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またまたフランス映画のお話

Patrice Leconteパトリス ルコントの最新作“MON MEILLEUR AMI”邦題(僕の大切なともだち)を観ました。ルコントといえば「仕立て屋の恋」「髪結いの亭主」は私のフランス映画ランキングのトップ10にあげられるくらい好きな映画の監督。でもその後「歓楽通り」「親密すぎる打ち明け話」などいくつかの作品を観たけれど、この二つと比べてしまうのかあんまりときめかなかった。そして久しぶりの“MON MEILLEUR AMI”。またしても邦題は幼稚な匂いで期待しないで観たのですが、素直におもしろかった。フランス映画がややこしくてあんまり好きではないという人にはお勧め。なにしろ単細胞のうちの高校生の息子がえらく気に入ってたくらいだから。
ストーリーはおとぎ話みたいで、簡単に言えば真の友人のいない中年男が親友を見つけるというものだけれど、あのいつも難しい顔をしたダニエル・オートゥイユが悲哀があって、不器用でなんともいい。しかも骨董商という役柄で、アンティークの家具や店が見られるのも私にとってはうれしかった。それとジュリー・ガイエのファッションがすごく素敵だった!
ルコントについて考えてみると、彼の映画は大抵中年男が主人公のおとぎ話なんだと改めて納得。仕立て屋のぱっとしない男も、髪結いの女と淡い恋を抱く男も、親密すぎるのカウンセラーと間違えられた男も(すみません、これらを観ていない人にはなんのことかちっともわからないでしょうね。)これらの映画は恋愛映画のように思っていたけどおとぎ話と思った方がいいかもしれない。ルコントの映画はフランス映画の中ではとてもわかりやすく、にんまりと笑えて心にやさしい、そんなものかもしれない。と、単純に言い切れるかどうか。もっと考察してみます。
そんなルコントがなんと、監督をやめるというのです。これはすごくショック。その背景には監督自身のフランスのジャーナリズムに対する不信などがあるみたいですが、今予定している3本を撮り終えたら引退だそうです。おしいなあ。

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