彼は東京である女性誌の編集の仕事をしています。ある日、グロスの川本さんの紹介で知り合ったのですが、初めてあったときからずーっと前からの友達みたいに親しみのある笑顔の人でした。二回目に会ったのは、息子を連れて東京ドームに一緒に行ってくれたとき。広島出身の彼は小学生の息子に広島カープを熱く語り、息子の当時好きだった日本ハムも理解を示してくれました。誰とでも、どんなときでも、人類の友達と行ってもいいほど、近重さんはいい人です。だけど彼の写真はいい人っぽくありません。人も風景も深く見つめるするどく愛のある目で、レンズを通して捉えています。出会った人、風景をわがままに自分のレンズに押し込み、ここからではなく、彼らの一瞬までの世界を表しています。うまく言えませんが、やさしくて鋭い彼の写真をぜひご覧ください。
2007.10.5(fri.)~14(sun.)

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