このところ、日々の生活のパターンが変わって、DVDを観る時間が極端に減ってしまった。早寝早起きの健康的な私に大変化。そんな訳でやっと時間が取れて観た映画が「トリノ、24時からの恋人たち」シネマクレールでついこの前やっていたけれど、あんまりチェックしていなかったので終わってしまっていた。最初、あれ?どこかで観た事がある話し、と思ったら、昔観たトリュフォーの「突然炎のごとく」と同じ、男ふたり、女ひとりの三角関係。だけどどろどろとしたもつれではなく、なんだかさわやか。とにかくこの映画は好き!と言いたくなる。登場する三人はそれぞれ魅力的で、舞台となるトリノの映画博物館は絶対行ってみたい。キートンの無声映画がふんだんに映し出され、現代の恋人たちのストーリーとだぶらせている。観ている途中でため息が出るくらい美しい。いつも思うけれど、映画って全く知らない役者である方が入り込みやすい。今回、三人は観た事のない役者で、それも相まってすっかり入ってしまった。ちょっとキートンも体験してみようと思う。
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